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業界研究と企業研究の違いは?チェックすべきポイント

業界研究と企業研究の違いは?チェックすべきポイント

業界研究と企業研究は就活に不可欠

本格的な就活を始める前に、自己分析とともに準備しておかなくてはならないのが業界研究と企業研究です。
しかし、初めて就活に臨む際にはその名前を知っているものの、その意味や意義、正しいやり方などについてはかわからないという学生も少なくないのではないでしょうか。

特に業界研究と企業研究は混同されやすく、中途半端な研究から就活の準備として堪えられないものになることもあります。
それぞれのポイントややり方のコツについて説明しましょう。

業界研究と企業研究の目的とは

業界研究と企業研究はざっくりと言ってしまえば、エントリーシートに記載したり、面接で聞かれたりすることになる志望動機を明確に持つためのものです。
就職選考では、人事担当者がその企業への熱意や情熱などを測ることになりますが、自己分析による自分の長所や短所に合っているからという独りよがりな理由では響いてくれません。

企業側に立って、企業にどんな特徴ややりがいがあるかを理解したうえで、ぜひ働きたいという想いを伝える必要があります。
自分にとって都合のいい情報だけを集めるのではなく、企業側に立場で客観的に情報を収集し整理しておくようにしましょう。

業界研究とは

業界研究は簡単に言えば、社会にどんな産業の種類があるのか、またその特徴や将来性などはどうなのかということについて研究することを指すものです。
例えば、日本の経済界をリードすると言われている自動車業界は、製造、販売などのさまざまな分野に分かれています。

1つの産業が何を目的として事業を行い、そこにはどんな企業や職種があるのか、市場全体のなかでの動向や展望は、どうなのか、総合的に捉えることが必要となります。
就活をする場合、憧れの企業から入っていくことも考えられますが、その意中の企業が業界のなかではどんな存在であるのか、企業が属する業界全体にわたって研究することが大切です。

同じ業界内のライバル企業をいくつか調べると業界全体の構成が見え、差別化を図るために企業がどんな努力をしているかを見つけることができるでしょう。
また、就活で業界全体の現況や動向、展望などを理解しておくことで質疑応答や志望動機を濃密なものにすることができるでしょう。

企業研究とは

業界研究が業界全体を浅く広く見るものであるのに対して、企業研究はさらに的を絞り、企業1社1社について詳しく調べていくことを指すものです。
同じ業界のなかでいくつかの企業を抽出して、企業のコンセプトや戦略をどのように具現化しているかを調べることで、企業の独自性や創造性などが見えてくるでしょう。

企業研究では、経営理念、求める人材像、ターゲット顧客層、競合企業などを明らかにすることで他社との違いが明らかになっていきます。
究極的な企業研究は、OB訪問や会社訪問などであり、少し手間はかかるもののパンフレットなどには掲載されていない企業の長所や短所、やりがいや辛さなどを具体的に知ることができるでしょう。